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2016年11月9日
マコモタケ栽培~対面販売に力を入れていきたい~
天理市和爾町 農事組合法人和爾営農組合
天理市和爾町にある「農事組合法人和爾営農組合(古川清和代表理事、組合員66名)」では、水稲のほか地域の特産品化を図るため、マコモタケの栽培に取り組んでいる。
和爾営農組合は2003年に設立。県の指導により直播栽培で水稲13ヘクタールを栽培するほか、地域の特産品化を図るために2008年からマコモタケ30アールを栽培する。
マコモタケは中国原産のイネ科の多年生植物で、およそ2m程度の大きさまで成長する。また、クセがなくほんのり甘くて油と相性が良く、食物繊維が豊富に含まれていて美容と健康に良いとされているので女性消費者にも好評を得ているという。
マコモタケの栽培作業では雑草処理を全て手作業で行っていて、水管理を組合員11名でローテーションして行う。葉の裏に虫食いがあるものを取り除く作業を袋詰め時に徹底している。
マコモタケの出荷先はエーコープ櫟本東店(天理市)やダイキ天理店(天理市)など5カ所で1袋300g程度(2~3本入り)を200円で販売。地域特産品販売サイト「わが街とくさんネット」でも販売している。
天理市役所環境経済部農林課の茂山昇平主任主事は「代表理事を筆頭に組合員の方々が一丸となってマコモタケの減農薬栽培に取り組まれているので、今後とも特産品となるようバックアップしていきたいですね」と話す。
とっておきフォトグラフィ
「収穫したマコモタケが完売した時にやりがいを感じます」と古川代表理事です」と中野さん