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2016年5月25日
春季特集号~出荷調整作業の選別作業を極めたい~
萱生町 刀根 美奈代さん
「一から栽培した野菜が収穫できた時はうれしいです」と話す刀根美奈代さん。天理市の実家では、カキやミカンなどおよそ20品目の作物を栽培していて、繁忙期には両親の手伝いをしている。
「刀根さんは「家で栽培する作物以外の野菜も栽培したい」との思いから、生産科学科施設野菜コースを選択した。
授業は、実際に栽培を行う実習がメーンで、3年生からは1棟のハウスを生徒2~3人で管理する。更に、品質の向上を図るため収量や大きさの研究を行っている。播種から収穫まで行い収穫した野菜は市場に出荷したり、校内に設置している直売所で販売する。
刀根さんは「トマトの栽培で農薬を散布して防除作業を行っていますが、病害虫の被害も多く、きれいなトマトが収穫できないこともあります」と苦労もある。
今後について刀根さんは「出荷調整作業を得意としているので、大きさを的確に見極めて選別できるようになりたいです」と意欲的に話す。
生産科学科・施設園芸科の田中新也教諭は「目標に向かって実践する力を身に付けて、高校生らしい発想を持っています。周囲と共に協力して成長できるように願っています」とエールを送る。
とっておきフォトグラフィ
刀根さんが授業で栽培するトマト苗