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2016年3月23日
ツルムラサキ~新たな加工品の開発と販路を拡大していきたい~
一般財団法人明日香村地域振興公社農業相談員 西野 慎一さん
一般財団法人明日香村地域振興公社農業相談員の西野慎一さん(59)は、明日香村の耕作放棄地の解消、地域特産品の確立の一環として2015年6月からツルムラサキ60㌃の栽培を手掛けている。
ツルムラサキは暑さに強く、夏季に栽培が可能である緑黄色野菜として重宝されつつあり、食感には粘り気があってカルシウムが豊富に含まれていることが特徴。
6月中旬に定植を行い、8月上旬から11月中旬までが収穫期間で、ツルの先端を切り、袋詰めをして販売している。
また、出荷規格外のツルムラサキは、フリーズドライにして味噌汁の具材、うどんに練りこむなどして今後販売できるよう企画を進めている。
今後について「栽培面積を3㌶まで拡大し、新たな加工品の開発や販路の拡大も検討していきたいです」と意欲的に話す。
とっておきフォトグラフィ
「ツルムラサキを特産品として定着させ、飲食店や学校給食へ提供していきたいです」と西野さん