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2015年11月11日

マリーゴールドの花畑~遊休地を活用して町を賑わせたい~

宇陀市 新貝 吉則さん

「地域に貢献して観光客が増えるとやりがいを感じます」と話すのは、宇陀市の新貝吉則さん。室生地区の遊休地を利用して花畑を栽培し、地域の活性化を図っている。

室生自治会長を務める新貝さんは、奈良県の室生地区景観保全事業の一環として40㌃の遊休地を利用し、およそ100世帯が所属する宇陀地区まちづくり協議会の生活環境部会員と協力して花畑の栽培を手掛ける。

宇陀市が遊休地を利用して地域の活性化に繋げられないかと話を持ちかけてきたことがきっかけ。

花畑には、昨年までひまわりを栽培していたが、今年からは連作障害を避けるためにマリーゴールドを栽培している。

マリーゴールドの花畑は黄色とオレンジ色の2色で彩られ、開花期間は9月初旬~10月中旬とひまわりよりも長いことが特徴である。

施肥や水やり、草刈りなどは生活環境部会員と行っているが、子供も花畑に訪れることもあり除草剤を一切使用していないため、真夏の時期の草刈りは特に大変だという。シカなどの獣害は金網を設置して対策している。

花畑には日本人から外国人まで老若男女問わず訪れ、室生の観光地として楽しんでもらうために畑の中に歩くスペースを設けている。

観光客からは、初めて見た景色でとても綺麗で見とれていたという声も。

今後について「遊休地を花畑にしたことで観光客も増えているので、今後も部会員と一緒に協力して継続していきたいです」と話す。

とっておきフォトグラフィ

「立派な観光地にして、できるだけ多くの遊休地を減らしたいです」と新貝さん

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