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2015年9月23日

研修生~農を通じて地域に貢献していきたい~

生駒市 藤田 正宏さん

「作業をうまくこなせて褒めてもらえた時には嬉しいです」と話すのは、生駒市の藤田正宏さん。藤田さんは、以前、介護福祉士として勤めていたが退職し、奈良県内の農業法人で1年間の職業訓練を受けた。

2015年4月からは、奈良市の「萩原苺農園(萩原健司代表)」でイチゴ農家になるための研修を受けている。藤田さんは「萩原さんから、イチゴの栽培技術をはじめ、売り先を確保するための営業方法や水稲栽培の一連の農作業や農機具の正しい使用方法を習得したい」と話す。

非農家出身の藤田さんだが、以前から自然と向き合って自分で一から作り出す仕事をしたいと考えていた。「介護福祉士の資格取得を目標に掲げたときに、取得が出来たら就農しようと決めていた」と振り返る藤田さん。

研修では、イチゴの苗をポットに移す作業や小苗への施肥がメーンで、あぜの草刈りのほか畝作りも行ったという。

藤田さんは「今までさまざまな方と出会いましたが、萩原さんはリーダー的な存在で、人望も厚くて人脈も広い方なので1人の人として心から尊敬しています」と萩原さんに信頼を寄せる。

萩原さんは「私は後継者として就農しましたが、新規就農者でしか体験できない内容もあります。藤田さんは非農家から新規就農される予定で、互いにアイデアを持ち寄って将来は仕事のパートナーとして一緒に頑張っていきたいです」とエールを送る。

今後について「まずイチゴ農家として自分で生計を立て、将来的にはイチゴの高設栽培を手掛け、体の不自由な方でもイチゴ狩りを楽しめる観光農園として地域に大きく貢献していきたいです」と意気込む藤田さんだ。

とっておきフォトグラフィ

イチゴの育苗指導を受ける藤田さん(左)と萩原さん

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