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2015年4月8日
トマト栽培~生駒4Hクラブで地域を引っ張る~
生駒郡 平群町 的場 清訓さん
「家族みんな揃って野菜を食べてほしいです」と話すのは、生駒郡平群町の的場清訓さん。実家で農業を営む父親の後継者になるために、5品目の農作物の栽培を手掛けている。
的場さんは奈良県農業大学校を卒業後、父親と共にトマト40アール、水稲2.2ヘクタール、レタス0.8アール、ナス0.6アール、キュウリ0.6アールを栽培する。
主にトマト栽培を担っていて、「小学校5年生の頃からトラクターを使った作業や米の収穫作業を手伝っていて、手先を使った仕事がやりたかったので農業を始めました」ときっかけを話す。
3月に収穫するトマトには温度を10~13度に維持するためにコストがかかるが、「酸味と甘みのバランスがよく、旨味が凝縮されて美味しいです」と太鼓判を押す。
主に直売所へ作物を出荷する的場さんは「周囲の農家も栽培していて、味が甘くて美味しく直売所でよく見かけるのでイチゴを栽培してみたいです」と意欲を見せる。
「連作障害を避けるために土作りをし直すと同時に、就農時にハウスを建て替え、就農して5年目の時にも建て替えたので、自分でハウスを壊す作業に苦労しました」と当時を振り返る。
「トマトは特に味に結果が出る作物なので、自分の予想通りに作物が育ってくれた時は嬉しいです」と笑顔で話す。
今後について「新たな栽培方法をあみ出すために試行錯誤して品質を向上させたいです」と話す。
奈良県北部農林振興事務所の峯圭司主査は「農業大学校を卒業して10年間、生駒4Hクラブを引率し、日々腕を磨かれています。今後とも地域の中心となって未来の農業を担ってほしいです」と話す。
とっておきフォトグラフィ
「トマトケチャップやトマトジュースに加工して食べてみたいです」と的場さん