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2024年10月1日

圃場で学ぶ農業と地域

天理市立南中学校

参加した生徒たちからは「収穫して食べるのが楽しみ」と声が上がった

 天理市立南中学校では、ボランティアの協力のもと地域交流に取り組むとともに、2年前からは、食育にも力を入れている。過去2回は悪天候のため稲刈り体験だけだったが、3回目の今年は、田植え体験以外にサツマイモの栽培体験が行われ、収穫後は生徒で食べるという。
 同市で水稲2.5㌶、夏秋ナス20㌃を作付ける老田重雄さんが圃場を提供し栽培指導にあたる。田植え体験について「校長から、生徒が農業に関わる機会を与えたいと提案があり、取り組みが始まった」と話し、「この授業が生徒たちの良い思い出になり、農業に興味を持って始めてくれるきっかけになればうれしい」と期待する。
 同校の担任は「普段当たり前のように食べている食べ物がどのように作られているかを知り、農業の大変さや楽しさを学んでほしい。地域交流に関心を持つ良いきっかけになってほしい」と話す。

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