ここから本文です。
2024年5月29日
経営を守る要 園芸施設共済 ~強風被害の修繕費に役立つ~
明日香村・堀江 満生さん
「被害があったときに素早く手続きしてもらえてありがたい」と話すのは明日香村でイチゴ「あすかルビー」を栽培する堀江満生さん。
JAならけんと村内の直売所に出荷するほか、注文があれば全国への発送も行い、1月から5月にはイチゴ狩りも営業している。
堀江さんは「あすかルビーは、外側から内側まで真っ赤になるところが魅力。程よい酸味もあるので、ケーキや大福にもよく合う」と魅力を話す。
「気温が高くなると色づきが早く、収穫とパック詰めの作業に追われるのが大変」と苦労を話す。
「園芸施設共済に加入するきっかけは、何度も訪れて加入を勧めるNOSAI職員の熱意で2013年に加入を決めた。保険料が低額で、何かあったときに補償してもらえるため、未加入者は加入しておいたほうが良いと思う」とアドバイスする。
これまでに18年の台風21号と、3年ほど前に発生した突風によりハウスのビニールが破れる被害があったという。
「強風対策として事前にビニールを外すことは労力が大きく難しい。ハウスを締め切り、換気扇を回すようにしているが、限界もあるので共済金が修繕費用の足しになり助かっている」と話す。
「今はあすかルビーだけ栽培しているが、今後は他の品種も栽培してみたい」と笑顔で話す。
▽経営規模=イチゴ「あすかルビー」(ハウス2棟16㌃)、ナス(10㌃)