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2024年2月27日
循環型農業に全力 ~土壌の状態 小まめに確認~
五條市・益田 吉仁さん
「作物を作り続けることを意識して土づくりをしている」と話すのは、五條市で「なら育ち益田農園」を営む益田吉仁さん。循環型農業に取り組んでいて、家畜堆肥と有機質肥料「米の精」、そして化学肥料を組み合わせて使用している。これにより、土壌が栄養過多にならないようにしているという。
柿やタマネギ、サラダカブ「もものすけ」など9品目を13㌶で栽培し、ならコープや株式会社フルックスなどに出荷するほか、柿の加工品をオンラインショップで販売する。
「最近は人手の確保に苦労している」と話す益田さん。作業の負担を軽減するため、出荷先の担当者と相談し、タマネギの根を切らずに出荷する「根付き玉ねぎ」を企画した。
「生産量を増やし、加工品の販路を拡大して安定経営を図りたい」と益田さんは意気込む。