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2023年11月14日

~代々続く経営を次代へ~ 失敗を恐れずチャレンジ

大和郡山市・今西 高弘さん 大知さん

 大和郡山市の今西高弘さんと大知さん親子は、水稲3㌶とイチゴ30㌃、「大和丸なす」20㌃、イチジク18㌃を栽培する。
 大知さんは、代々受け継がれてきた農業をやってみたいという思いから、3年ほど前に就農。同市の4Hクラブにも参加している。「市内のイベントで作物を出品することもありますが、おいしいと何度も買いに来てくれるお客さんがいて、うれしいです」と話す。
 大知さんについて高弘さんは「私自身、2年前に長雨でイチゴの炭疽病被害が発生し、栽培面で苦労しました。これからそういった失敗もしつつ、いろいろ学んでいってほしいです」と話し、「息子に栽培方法などを伝え、成長を感じながら、指導しています。10年もしないうちに追い抜かれるのではないかと思っています」と笑顔も見せる。
 経営面では「消費者のことを一番に考えて、農薬の使用を控えながら、おいしいと言ってもらえる質の高い商品を作ることを重視しています」と高弘さんは話し、お互いに甘えが出ないようにメリハリをつけることを意識している。
 今後は「今の規模を家族で守りつつ、これからも高い品質の作物を提供していきたいです」と高弘さん。大知さんは「今は作っていない作物にも挑戦したいです」と意欲を見せる。
▽経営規模=水稲(3㌶)、イチゴ(ハウス6棟30㌃)、大和丸なす(20㌃)、イチジク(18㌃)

高弘さん㊨は大知さんについて「人とのつながりを大事に、農業をしていってほしいです」と話し、大知さんは高弘さんについて「ストイックで疲れ知らず」と話す

 

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