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2023年10月24日

~地区挙げて 和紅茶復活~

山添村波多野地区活性化協議会「かすががーでん」

べにほまれの園地の前で、左から東代表、同協議会員の岩本光代さん、松井さん

 「紅茶専用品種『べにほまれ』で、村を元気にしたい」と話すのは山添村波多野地区活性化協議会「かすががーでん」の東寛明代表。べにほまれを使った和紅茶の生産に力を入れている。
 同村では1950年ごろ、べにほまれの生産が盛んだった。その後、紅茶需要が減少し、緑茶用品種「やぶきた」などへの改植が進み、べにほまれの栽培はほぼ途絶えた。
 2017年、同村内に残っていた紅茶園の跡地にべにほまれが1株残っていることが判明。復活を目指して挿し木繁殖を6年かけて行った。今年、初収穫となり、べにほまれでの和紅茶生産に着手し、協議会の設立10周年記念イベントで披露した。

 同協議会では「交流から定住へ」をモットーに、茶や野菜の栽培体験などを行う。同村役場地域振興課の松井直也さんは「地域に合ったサポートを考えながら、いろいろな人と協力して地域活性に尽力したい」と話す。

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