ここから本文です。
2023年10月17日
~散布作業に運搬車活用~
天理市・老田 重雄 さん
「1人で作業しているので、省力化する方法を考えることが、苦労するところでもあり、農業の楽しいところ」と話すのは、天理市のオイダファーム代表の老田重雄さん。
水稲約2.5㌶と夏秋ナス約20㌃、サトイモ約20㌃を栽培し、JAならけんや青果市場などに出荷する。
作業の中で、農薬散布は特に体への負荷が大きく、約40㌔の機械を背負うという。そのため、クローラ式の運搬車に農薬散布機を積めるようにするなど、1人でも効率良く作業できるよう、工夫を欠かさない。
老田さんは昨年から、近くの中学校の農業体験に協力。「若い人たちが農業に興味を持ち、今後関わってくれれば、地域を盛り上げることができる」と話し、「最近は後継者不足で田んぼの管理を頼まれることが増えているが、1人では限界もあるので、若い力がもっと増えてほしい」と今後に期待する。