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2022年11月22日

~実習での経験を生かす~

斑鳩町 礒部 俊惠 さん

イチジクの手入れをする礒部さん

 「農業には幸せをつくり出す魅力がある」と話す礒部俊惠さんは、奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校のアグリマネジメント学科2回生で、来春の就農に向けて学んでいる。

 礒部さんは2003年に奈良県に移住し、「地元の人に負けないぐらい奈良を好きになって奈良の魅力を多くの方に知ってもらいたい」と思い、農業を志して同大学校で学ぶことになったという。

 1年次に野菜などの生理生態、栽培技術の基礎をじっくりと学び、生産から経営までの知識や技術を幅広く習得した。2年次は就農後の営農計画を設定し、大和郡山市のイチジク農家の下で現地実習に励む。「実習は週3日。イチジクの木を観察することの大切さや剪定の方法を、親身に教えていただいた」と話し、今後、自身の圃場で生かしていきたいと感謝している。

 同大学校の脇坂勝副主幹は「就農後さまざまな困難に遭遇すると思うが、一つずつ自信を持って頑張ってほしい。礒部さんなら乗り越えることができると信じている。そして、女性農業者の模範となる生産者になってほしい」と期待する。

 今後について、「誰からも信頼されて頼りにされる農家になり、おいしい物をたくさんの方に食べてもらって幸せを届けたい。また、後輩たちの営農モデルとなるような農業経営を目指したい」と意気込む礒部さんだ。

 ▽目標栽培面積=イチジク15㌃、茎ブロッコリー13㌃、葉菜類4㌃(ハウス2棟)

「甘くて美味しいイチジクをたくさんの方に食べてもらいたい」と熟したイチジクを収穫する礒部さん。

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