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2022年9月13日

~収入保険 営農継続の支え~来期の資材購入に対応

桜井市 北嶋 真大 さん

「農家にとって収入保険は良い保険」とイチゴのランナーを育てる北嶋さん

 「収入保険に加入していたおかげで、経営を続けることができた」と話すのは桜井市の北嶋真大さん。2021年、イチゴにうどんこ病が発生し、収量が減り、収入が減少した。

 また、新型コロナウイルス感染症の影響で観光客向けの販売店から注文が減ったことも重なり、売り上げが大きく減少し、つなぎ融資の申請を行った。

 20年にトビイロウンカの異常発生により、水稲の坪枯れが多く、甚大な被害が発生した。「何が起こるか分からないので、不安を解消するために収入保険に加入することを決めた」と話す。

 「つなぎ融資を申請後、早急に保険金がもらえたので、来シーズンの資材購入に充てることができて、本当に助かった」と北嶋さん。

 過去にもイチゴにダニが発生したことで、株が小さくなり、花も咲かず、果実が実らなかったことがあり、売り上げが減少したことがあった。

 「今後は、何かあっても収入保険制度に加入していれば安心して経営を続けることができる」と北嶋さんは安堵の表情を見せる。

 近年の異常気象により、全国各地で災害が毎年のように発生している中で、「収入保険は万が一のときの備え。収入が安定すれば、経営規模も拡大することができる」と未加入者へアドバイスする。

 今後について、「イチゴの栽培面積を50㌃まで拡大していきたい。そして、より良い品質のイチゴを追求していきたい」と意気込む。

 ▽経営規模=イチゴ28㌃(ハウス7棟)、水稲800㌃

順調に生育する北嶋さんのイチゴ

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