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2022年6月28日

~農を通じて働く意欲~シイタケ菌床栽培

奈良市 合同会社 knot 香川 契 代表

徹底した空調管理で栽培したシイタケを手に赤築さん㊨と従業員の増田公宏さん

 奈良市の障害福祉サービス事業所「合同会社knot(香川契代表)」では、就労支援の一環としてシイタケの菌床栽培を実施。同社部長・赤築邦昌さんは「みんなで一つのものを作り上げていく喜びを分かち合えることがうれしい」と話す。

 同社は2016年に設立し、「就労継続支援A型事業所knot」の運営を開始。18年に「しいたけ農園musubi舎」としてシイタケ栽培を始め、10代~50代の35人が利用している。

 建物3棟で年間1万2千菌床を管理し、年間生産量は約1㌧。生と乾燥を出荷する。

 「一緒に作ったシイタケがたくさんの人に喜んでもらうと利用者の自信にもつながる。毎年のように社会復帰される方がいるのでうれしい」と赤築さんは話す。

 musubi舎では県内産果実のフリーズドライ加工も手がけていて、「フリーズドライ商品を増産していきたい。そして利用者と一緒にmusubi舎を大きくしていきたい」と意気込む。

まほろばキッチンJR奈良駅前店などで販売されているmusubi舎のシイタケ

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