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2022年2月14日
~耕作放棄地の解消へ天日干し米~
明日香村地域振興公社 事務局長 井関 嗣郎 さん
「棚田で天日干し(はざかけ)した、おいしいお米を販売しています」とPRするのは、明日香村地域振興公社(上田行洋代表理事・71歳)の事務局長を務める井関嗣郎さん。同公社では昨年、棚田12枚45㌃を借り受けて作付け、米は「あかねさす」の名称で販売している。
耕作放棄地の解消を目的に、昔ながらの風景を復活させ、自然の恵みを存分に提供できればと思いから、天日干し米を始めた。
寒暖差が大きいという同村の特徴を生かすとともに、清らかな飛鳥川の水も生かして栽培する。「炊飯すると、米粒が大きく、かみしめると甘味が出てきます」と井関さん。
商品は700袋の限定販売で、同公社が運営するサイト「飛鳥宅配便」と村内の直売所で扱っている。
今後について、「おいしいお米をたくさんの方に食べてもらいたい。そして、歴史あるこの地を守るためにも、栽培面積を増やしていきたい」と意欲的だ。