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2021年5月17日

~小さな損害への補償に満足~

橿原市 苺のふじい農園 藤井 均 さん

「ハウスの強化、整備は欠かせない」と藤井さん

 「園芸施設共済に加入しておけば、安心して栽培することができる」と話すのは、橿原市で「苺のふじい農園」を営む藤井均さん。ハウスの周りが田んぼで風当たりが強く、張り替えて間もないビニールが飛ぶ被害があった。万が一に備えて園芸施設共済に加入している。

 

 2004年創業当初に加入したが、20年9月、「付保割合特約20%」「小損害不填補1万円特約」を付加し、さらに補償を充実させた。「小さな損害から全額補償まで補償が充実した」と藤井さんは新制度に満足し、「加入して安定した経営を」と園芸施設共済の重要性を強調する。

 

 「ハウス内でクラシック音楽を流してイチゴがおいしくなるよう取り組んでいる」と胎教や酪農から取り入れている。

 

イチゴの甘~い香りが漂う作業場でパック詰めをする藤井さん

 栽培から収穫まで藤井さん一人で行い、「イチゴが『もう食べ時ですよ』と話しかけてくれるタイミングがある」という。「長年の経験の積み重ねで得られた感覚で味のばらつきがありません」

 

 JAならけん橿原営農経済センターの片岡浩二所長は「藤井さんは建設当初からインチパイプを使用するなどハウスの強化に力を入れている。数々の賞を受賞したイチゴをこれからもたくさんの方に届けてほしい」とエールを送る。

 

 今後について、「これからも自慢のイチゴをたくさんの方に食べてもらいたい」と笑顔で話す。

 

 ▽経営規模=水稲30㌃、露地野菜16㌃、ハウス3棟8㌃(「あすかルビー」「古都華」)▽「苺のふじい農園」=090(9998)7624

「あすかルビー」「古都華」を手に「たくさんの方に食べてもらいたい」と笑顔の藤井さん

 

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