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2021年2月22日
~漢方食材「金針菜」に挑戦~飲食店のニーズに応えて
曽爾村 山浦 康二 さん
曽爾村で野菜など栽培する山浦康二さんは、取引先の飲食店からの要望に応えて「金針菜」の生産に挑戦。「栽培を広めたい」と話す。
金針菜はユリ科の植物のつぼみを指し、乾燥させて漢方や料理に使用する。
山浦さんは10株の試験栽培から始め、昨年6月、村内に自生するヤブカンゾウの球根と購入分を合わせて350株を定植した。生分解性マルチフィルムは太陽光で分解しやすいものを選び、萌芽を促す。
「1カ所に集めて栽培して害虫がどうなるか心配だが、防除などの対策をしっかりしていきたい」と管理に余念がない。
今後について「遊休地の解消につなげていきたい。そしてこれからも飲食店からの要望に応えていける経営を築いていきたい」と話している。