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2020年10月19日
~地域の農地を守りたい~レンゲで米作り
橿原市 山尾 吉史 さん
14年前に家業の農家を継いだ橿原市の山尾吉史さん(天香具山農園「八釣山」特別栽培米生産事務所代表)は、「天香久山地域の農地を守りたい」と、有休農地などを活用し、現在7・6㌶で米を栽培している。
環境保全と両立させようと試行錯誤し、農薬や化学肥料を使わない農法にたどり着いた。
緑肥作物のレンゲを採用し、チッ素分としてすき込む。10月上旬、稲刈りの2週間前にレンゲを播種。コンバインで刈ったわらがマルチの効果となって、5月、レンゲの花が田んぼ一面に咲く。咲き終えたころに浅く荒田起こしし、6月上旬に入水。数日後、土が軟らかくなったころに代かきする。
今後は「10㌶を目標に自立できる米農家を目指したい」と意欲的に話す。
▽天香具山農園「八釣山」特別栽培米生産事務所=橿原市下八釣町141(☎0744・22・5761)yatsuriyama@i.softbank.jp