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2020年8月17日

~集落ぐるみレモングラス栽培 加工品で地域おこし~

吉野郡下市町 北谷 寿朗さん

刈り取ったレモングラスを手に「寒冷地だからゆっくり成長し、糖分の蓄積が多い」と北谷さん

 「住民みんなで取り組んでいます」と話す下市町の北谷寿朗さん。集落ぐるみのレモングラス栽培を先導し、ハーブティーや飴などの加工品で地域おこしにつなげている。

 2014年に地区長を務めた北谷さんは、住民らと共に「むらづくり委員会」を設立し、試験栽培を開始。15年から10㌃の休耕田を活用して本格的に栽培を始めた。

 4月下旬、子どもからお年寄りまで総出で苗を植えた。刈り取りは草丈約1㍍が目安で、8月と11月に9回ずつ行う。年間収量は1.5㌧だ。

 刈り取った葉は洗浄、選別、乾燥(40~60度で1日半)させ、密封して冷暗所に保管。茶葉用に裁断するのは出荷の直前で、在庫量を見ながら少しずつ裁断・袋詰めしている。「長い葉のまま乾燥・保管して裁断はその都度行うため、茶葉の香りが豊かなのがこだわりです」と話す。

 「これからもみんなが交流できるよう取り組みたい。そしていつまでも続けていけたら」と意欲的だ。

ハーブティーをはじめとする様々な商品を展開

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