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2020年7月7日

~丁寧な管理で安定多収~

奈良市 相澤 正之 さん

「収量が増えると楽しい」と相澤さん

 「飼料用米の安定多収を達成するには、栽培計画が大切」と話す奈良市の相澤正之さん。飼料用米の栽培は4年前に始め、多収を実現している。

 2012年4月に勤めを辞めて新規就農した。現在、主食用米10.5㌶、飼料用米1.5㌶を栽培する。

 飼料用米品種「べこあおば」は10㌃当たりの収量が940㌔となり、2019年度「飼料用米多収日本一」表彰では農林水産大臣賞を受賞した。

 生産コストの削減では、施肥には元肥一発肥料を使用し、追肥はしない。収量増をねらってチッ素量を10㌃当たり13㌔と多くしながら、倒伏リスクの回避に力を入れる。「この4年間の試行錯誤のおかげで手応えを感じ、自信がある」と話す。

 「今後は主食用米と飼料用米で30㌶まで規模拡大したい」と展望しながら、「周りの人とのつながりを大切にして、後継者にバトンタッチしていきたい」と計画する。

今年も順調に田植えされた相澤さんの田んぼ

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