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2020年3月16日

~電子技法を導入 葉に噴霧、炭素埋設も~

天理市 出口 努さん

「おいしい電子水で作るイチゴは甘いよ」と出口さん

 天理市で家族と共にパピヨンファームを営む出口努さんは、イチゴ栽培(20㌃)に電子技法を取り入れ、「味に自信がある」と話す。

 「電子水を散布するとイチゴの葉の気孔が開き、光合成が活発になり、イチゴの質が上がる」と出口さん。潅水用の水は、電子発生装置で電子水にして噴霧する。さらに、30年ほど前から炭素埋設も行っている。約15㍍間隔に直径1㍍深さ1㍍ほどの穴を掘り、炭を埋設して水を施す。「土地エネルギーを高め、弱った土壌を活性化させてくれる」という。

 「電子いちご」の名前で関西の大手スーパーと直売所に出荷していて、直売所での価格は1パック300㌘入りで650~800円だ。

 出口さん方ではイチゴ狩りも行っていて、今後について「子どもでも安心して食べられるイチゴを作り続けていきたい」と話す。

▽パピヨンファーム=☎0743(85)6715

直売所で販売されている「電子いちご」

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