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2018年12月10日

~規模拡大に前向き~

田原本町 上田 智之さん

「イチゴの顔色が毎日変わってくる。難しいことが多い反面、やりがいを感じています」と上田さん

 「毎日、イチゴが成長していく姿を見るのがうれしい」と話す田原本町の上田農園・上田智之さんは、20㌃のビニールハウス2棟で「古都華」を栽培している。

 上田さんは勤めを退職して農業を始めた。栽培作物を検討しているときに、関係機関からイチゴ栽培を勧められ、県内の先進農家のもとで研修を1年間受け、今年就農した。

 授粉用のミツバチの管理とイチゴの温度管理を大切にしていて、「花を咲かせることと実をならせることの両方を考えていくことが楽しく、毎日欠かさず見て、勉強している」と話す。

 今年は苗9千株を植え付けていて、今月下旬から主にJAならけん川東支店に出荷する予定。

 現在は夫婦で作業しているが、従業員を雇って大きくしていきたいという。年間収量8㌧を目指して、来年はビニールハウスを新設する計画だ。

 「今後はイチゴ一本で経営していくので、栽培面・経営面において追及していきたいです」と上田さんは意欲的に話す。

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