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消費者のニーズに応えて出荷します

田原本町 上田 髙明さん・富幸さん

2017.10.11

  「播種から苗作りを行い、元気に育ってくれると嬉しいです」と話すのは、田原本町の上田髙明さん。息子の富幸さんと一緒に水稲のほか、野菜や果菜類の苗を栽培している。
 上田さんは農機具関連会社を退職後、21歳の時に就農して水稲30㌶のほかタマネギ苗1.5㌶、干しネギ苗1㌶、野菜苗80㌃、イチゴ苗20㌃などを栽培している。
 小さい頃から農業を手伝っていた経験があったので作物を育てることが好きで、将来は農業をしたいと思っていたことがきっかけで就農することを決意した。
 苗はポットとプラグの二種類を栽培。全体の4割程度がポット、残り6割程度がプラグで合わせて年間120万本の苗を出荷している。
 苗栽培は天候に大きく左右されるため、夏場には寒冷紗冬場には暖房や被覆材、換気扇等を設置して気温調整や病害虫排除、霜除けなど徹底して行っている。
 栽培作業の中でも特に水分管理は難しく、播種から出荷するまでおよそ4ヵ月程度かかるため、プラグ苗の圃場の下へ発砲スチロールを敷いて熱を逃がさないようにするなど工夫を凝らす。
 苗の栽培面積が広いため、社員2名、アルバイト13名を雇用しており、接ぎ木作業を行う繁忙期にはおよそ70名のアルバイトを雇用。また、今以上にアルバイトを常時雇用するために今年からは球根をテープで巻いてネットに詰めるなど梱包業務にも取り組み始めた。
 出荷先は主に橿原市にある南都農園で、大和郡山市にある大和農園や他県にある苗屋やホームセンターへも出荷している。「注文が来てから苗を栽培するが、どんな種類や形の苗でも消費者ニーズに応えて出荷することを第一に考えています」と髙明さん。
 今後について「苗の栽培本数を150万本程度に増やし、ホームページを作成して販売していきたいです。また、息子に経営を託し、更に面積を拡大して今以上に立派な農園にしてほしいですね」と髙明さんは意欲的に話す。

とっておきフォトグラフィ

「苗の顔色を毎日みて変化に気付けるようにしています」と髙明さん、富幸さん
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